技術書同人誌博覧会(技書博)は、技術に関する同人誌の即売会です。ITの他に、理工・数学・デザイン・マネジメントなど幅広い技術を取り扱っています。エンジニアのアウトプットを応援したい&増やしたいという思いからこのイベントが生まれました。初心者にもベテランにも優しく、ゆったりと交流しながら知識を深め、仲間を作ったり成長できるような場所を目指しています。
技書博では著者(サークル)から読者(参加者)に向けて多くの知が共有されます。本から得た知によってコミュニティ全体の技術力が向上します。知を原動力に、技術者がさらにより良い製品やサービスを生み出せるようになり、それが社会全体の豊かさに繋がっていくはずです。私たちスタッフは、技書博を継続することで、より豊かな社会を実現していきたいと考えています。
より詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
技書博は著者が主役のイベントです。私たちは、より多くの方に本を書き始めてほしい、書き続けてほしいと考えています。技書博によって企画されるイベントやコーナーはそのほとんどが著者に向けて行っていますし、これらの企画をつうじて多くの方に技術書を執筆していただき、会期中にめいっぱい楽しんでいただきたい、そんな思いがつまっています。
私たちが考える技書博の大きな特徴として「著者と読者がゆとりをもって交流できる」という点が揚げられます。参加者はサークルスペースをひとつひとつ回り、著者と会話して交流を深めながら本を手に取り、内容をたしかめながら購入していきます。著者からみると、どんな方が読者なのかを感じ、直接感想やフィードバックを聴き、自分の本が誰にどれくらい必要とされているかを認識できます。それらは著者にとって大きなモチベーションにつながると信じています。
私たちはそういったリアルな体験を大切にするために、オフライン開催にこだわってきました。本を書き上げ頒布することは大変な労力を要する作業です。自身の叡知がつまった本は、自分の分身のようにとても大切なものでしょう。そんな分身を頒布するのですから、読者との交流は重要ですし、またオフラインならではの「本を手に取る感覚」も大切にしたい点です。著者が会場を訪れた瞬間を思い浮かべてください。印刷したての新刊の段ボールを開けるときのわくわくやどきどき、まだ微かに残るインクのにおい、手にとったときの重さや手ざわり、自身が作った本のページをめくる感覚、それらが鮮明に記憶されるからこそ、また本を書こうと思うのはないでしょうか。
技術書同人誌博覧会(技書博)は、エンジニアがもつ知を「技術書」という形でアウトプットするためのイベントです。イベント名にある「博覧会」とは、知識を世間一般に広く知らしめることを意味しており、これによってエンジニアコミュニティ全体の価値向上につながるとともに、より豊かな社会を実現できると私たちは考えています。
私たちエンジニアは、日々の業務や学習によって得た膨大な知識を記憶し、新しい価値を生み出しつづけています。その源泉である知識の大半は暗黙知として個人の中に留まり続け、他者に共有できていない有用な情報がたくさんあります。私たちは、知識を集合知としてコミュニティに還元しあうことで、さらに何倍もの知識を吸収でき、よりよい世界を作り出せすことができるのではないでしょうか。
カンファレンスや技術勉強会で登壇、ブログなどの記事執筆、Podcastや動画の配信と、エンジニアは日常的に多くの知識をアウトプットしています。私たちにとってその中でも技術書は特別な存在です。なぜなら、技術書は「高品質な技術的知識を体系的にまとめ詰め込んだ集合知」であるからです。他の手法では、これほど体系的に知識をまとめあげ正確に他者へ伝えることは難しいでしょう。技術書は、これまでもこれからも、知識を体系的に手に入れるための第一手段として私たちに必要不可欠です。
技書博を企画運営する団体は「技書博運営事務局」という名称で活動しています。
この団体は有志のボランティアによって成り立っています。
少ない人数で試行錯誤しながらより良い価値を提供できればと精一杯がんばっています。
至らないところがありましたら、どうかご容赦いただき、改善点を遠慮なくご教示ください。
イベントを通じて私たちも成長し、皆さまと共によいコミュニティを築けることを願います。
団体名 | 技術書同人誌博覧会 運営事務局 |
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問い合わせ | [email protected] |
代表者 | 森川晃( ariaki4dev ) |
設立年月 | 2019年2月 |